全世界の人類が一斉に意識を失い、その最中、半年後の自分を見た。
全ての人類が同時に2分17秒ブラックアウトと見た未来は関連があるのか？
そして、ブラックアウトは何故起きたのか、再発はあるのか？
目次
フラッシュフォワードとは？
FBI捜査官マークとディミトリは、テロリスト追跡中に突然意識を失う。
そして不可解なビジョンを見た・・。この現象は世界中で同時発生し、全人類が同時にブラックアウトしたと判明する。
その間、人々は半年後の2010年4月29日の出来事をビジョンで見ていたことが分かってくる・・！
マークが見た未来視体験「フラッシュフォワード」を頼りに、FBIが謎の解明に挑むSFサスペンスドラマ。
フラッシュフォワード 作品概要
初回放送日：2009年9月〜
エピソード数：22(字幕・吹き替え○)
ジャンル：SFサスペンス
製作総指揮・脚本・監督:デヴィッド・S・ゴイヤー、ブラノン・ブラーガ
フラッシュフォワードの予告動画
主な登場人物（キャスト）/解説
・マーク・ベンフォード/ ジョセフ・ファインズ / 日本語吹替:森川智之
ロス支局のFBI捜査官。ブラックアウトの最中に見たビジョンを元に、捜査資料を集めるかつてない捜査を開始。禁酒7年を経過しているが、ビジョンで酒を飲んでいたことで家庭とブラックアウト捜査に影響が出始める。
・ディミトリ・ノウ/ ジョン・チョー / 日本語吹替:猪野学
ロス支局のFBI捜査官。マークの相棒。ブラックアウトの間、何のビジョンも見なかった。眠っていたのか、その日まで生きていないのかわからず、不安を感じる。
・アーロン・スターク/ ブライアン・F・オバーン / 日本語吹替:柳沢栄治
電気工、元軍人。断酒会ではマークの世話係。軍人になった娘は2年前に死亡し、遺体の一部だけが戻ってきた。ビジョンでは戦地で娘と会っていたため、探しだすために人生が一変し始める。
・オリヴィア・ベンフォード/ ソーニャ・ヴァルゲル / 日本語吹替:林真里花
外科医でマークの妻。まったく知らない男性と暮らしているビジョンを見る。ビジョン通りにはならないと信じるが、マークとの関係もぎこちなくなってゆく。
・ロイド・シムコー/ジャック・ダヴェンポート/ 日本語吹替:加藤亮夫
物理学者。見知らぬ家の中で過ごしていたビジョンを見る。妻をブラックアウトで亡くし、自閉症の息子との2人暮らしとなる。
・サイモン・キャンポス/ ドミニク・モナハン / 日本語吹替:奈良徹
物理学者。幼い頃からずば抜けた知能を見せた天才。大学時代からロイドとはパートナーで、研究を続けてきた。
・スタンフォード・ウェデック/コートニー・B・ヴァンス / 日本語吹替:田中正彦
FBIロス支局の支局長。以前はDCで出世街道を歩んでいた。大統領とのコネクションがある。
・ジャニス・ホーク/ クリスティン・ウッズ / 日本語吹替:田中晶子
ロス支局のFBI捜査官。妊娠4ヶ月でエコー検査を受けているビジョンを見た。子供を欲しいと思った事はなく、レズビアンである自分が何故と悩み始める。
・ブライス・ヴァーレイ/ ザカリー・ナイトン / 日本語吹替:佐藤健輔
研修医。オリヴィアの元で働いている。ガン治療中だがステージ4で希望を失っていた。ブラックアウト当日に人知れず自殺を図っていたが、ビジョンで日本人女性と会っており未来に希望を持つ。
・ケイコ/竹内結子
ロボット工学などの博士号を持つ。夢に向かって大企業への入社が叶ったが、現実とのギャップに失望する。ビジョンで見た男性を探し出すため、アメリカへと渡る。
・ゾーイ・アンダータ/ガブリエル・ユニオン / 日本語吹替:北西純子
弁護士。ディミトリの婚約者。美しいビーチをウェディングドレス姿で歩くビジョンを見るが…
フラッシュフォワードのあらすじ・ネタバレ・結末
※この先フラッシュフォワードのあらすじとネタバレ、結末になります。
テロ容疑者を追っていたFBI捜査官のマークと相棒ディミトリは、激しい車での追跡を繰り広げている最中、突然に意識が引っ張られていくような感覚に襲われ、マークは不思議なビジョンを見たのです。
意識が戻ると見渡す限り全ての車が廃車同然、あちこちの高層ビルで火災、道路は負傷者と死者ばかりの大惨事になっている。
マークと同じ様に、世界中で人類が一斉に倒れ2分17秒間意識を失ったのだ。
それだけではなく、皆が半年後の4月29日のビジョンを見ていた。場所は様々でも時差があっても、皆が同じ時刻の未来ビジョンを見ていた。こんな偶然はあり得ない。
マークは、ブラックアウトの捜査資料ボードを前に、何かを掴みかけていたところ、覆面の男達が侵入してくる場面を。支局長はトイレの個室で新聞を読んでいた場面を。同僚ジャニスはレズビアンなのにエコー検査で胎児を見ていた場合、断酒会の世話役は戦地で亡くなったはずの娘に会う場面を見ていた。
ありえない内容であっても、ビジョンで共にいた相手が同じビジョンを見ていたら…単なる幻覚や夢ではない。むしろ間違いなく訪れる未来では！？
全世界の情報が集まれば、ブラックアウトの原因に繋がる情報が見つかるかもしれないと、ロス支局は独自に捜査チームを独自に立ち上げた。そして、全世界の人々が見た夢を書き込める「モザイク掲示板」を開始。マークが見たビジョンにも出てきた名前だった。
膨大な監視カメラ映像の調査では、あのブラックアウトの最中、たった1人起きていた人物が写っていた。しかも電話を掛けていた。そう、世界で2人ブラックアウトを経験しなかったのだ。
マークは夢に出てきたボードを作るため、メモ書きや紐を用意するが写真や資料は見つからない。今ある名前から人物を絞り込んでいく他なかったが、捜査を進めるたびに事件が起こり、次々とビジョンで見た写真や証拠品が揃っていく。未来は見た通りに訪れるのだと、思わざるを得なかった。
更に、ブラックアウトが過去にも起きていた可能性を見つける…
悲惨なビジョンを見た者、何も見なかった者達は悲観し、自暴自棄になっていく。未来は変えられない…皆がそう実感させられていく。ビジョンを見なかったディミトリも同じだった。
未来に起こる捜査で民間人を巻きこみ、死亡させてしまったと知る捜査官は、自らの命を絶つことで被害者を救うという行動に出た。彼は未来は変えられると証明してみせ、ディミトリもビジョンを見なかった人達も、希望を持ち始めていく。
捜査線に浮かぶ重要人物D・ギボンズの捜索も、他の捜査も行き詰まりをみせる頃、予想外の会見が行われた。
素粒子研究所の科学者達が、ブラックアウトが起きた日時にある実験を行っていたと…。会見に出ていたのは、オリヴィアがビジョンで見ていた男性、ロイドだった。強大すぎるエネルギーが発生したことで、ブラックアウトを引き起こした可能性があると謝罪するロイドだが、共同研究者サイモンは関係性を認めようとしなかった。
FBIやCIAのみならず、全世界がこの科学者達の身柄確保が最優先となり、ブラックアウトで大切な人を失った人々からは、命を狙われる立場となる。
ロイドが何者かに拉致された直後、サイモンも誘拐されてしまう。
マークの見たビジョンが手掛かりとなり、命拾いしたロイドとサイモンがFBIに協力するようになる。
自らロス支局に捜査協力を申し出てきたサイモンは、ある衛星写真で、今回実験した装置の小型版タワーが何年も前に建設されていたと知り、FBIとCIAと共に現地へ飛び立つ。
無事に帰国できたサイモン、ディミトリ達が持ち帰ったビデオで、D・ギボンズが人為的にブラックアウトを引き起こし、何の目的かわからないが、過去に繰り返し実験をしていたと知るのです。それはこの先、世界規模のブラックアウト発生することも裏付けていた。
捜査も進むと思われたが、FBI内にスパイがいる可能性が出てきたり、D・ギボンズが直接コンタクトを取ってきたり…まるで思うがままに動かされているようだった。
ついにギボンズの策略でディミトリが拉致され、マークの娘やオリヴィアにも危険が迫る。
4月29日を迎え、あのビジョンが現実となるか、変えられたか、間も無く明らかになる。
ボードの前で何かを掴みかけていたマークは、次に起こるブラックアウトの日時を遂に突き止めるが、仮面の男達がマークを狙い侵入してくる。
次のブラックアウトの情報を仲間に伝えられるのか、マークの運命は？
フラッシュフォワードを見た感想
ドラマとは思えない迫力と、スピード感にドハマり間違いなし！
アクションと謎解きが程よいバランスで起こるから見やすい！
なんと言っても全世界同時にブラックアウトさせちゃうなんて、人為的に可能なの？
自然現象も考えられないし、ブラックアウトしなかった謎の人物もいるし…皆が見た半年後のビジョンも何なのか、変えようのない未来なのか…1話目からテンポよく謎が展開され、ググっと引き込まれます。
登場人物達の心情もストーリーに欠かせないポイントでした。
ビジョンを見た人と見ていない人、幸せなビジョンだったか、目を背けたくなるビジョンだったか…全員に共感できちゃうので、ビジョン通りの未来になって欲しいし、変えられる未来でもあって欲しい！
嫌な奴に思えていたサイモンが、後半にはヤンチャな小悪魔ヒーローに見えてくるし、他登場人物も前半後半で印象が変わってくるのも、楽しめる要素です。
さあ、未来はビジョンで見た通りに訪れるのか、再びブラックアウトは起きるのか、ブラックアウトの原因は解明できるのか、皆さんも世界規模の謎解きにチャレンジ！
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